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 ■ 芒原 (920) 2011.10.24

 

 雨の中仕事して帰って濡れた靴下を脱ぐ。
 言葉はどこにもない。
 白い犬と闇の村を散歩する。
 山の端が薄明るいが、星はない、月もない。
 iPod で使徒行伝を聞く。
 始まりにも終わりにも言葉はあるのか。
 闇の山の切れたところに谷川は流れる。
 水音。
 ゆくものばかりで言葉はない。
 むかし描いた絵。
 自分ばかりで底がない。
 わたしとは、
 わたしが入り込めないわたしをやることではないか。
 自己史は夢幻のまやかし。
 朝。
 不幸に苛まされて小便し、顔を洗う。
 不幸の来歴に意味はない。
 幸福ばかりを追い求めよう。
 幸福は、わたしが入り込めないわたしだから。
 今ならススキが穂を満面に垂れて、野を透き通す。
 アケビが割れて熟れた内面を晒す。
 ねこが縁側で眠っている。
 日差しはななめ。
 こころは模様ばかり。
 いちめんのすすきのはら。


DSC_0089.jpg

 (南相馬市磐城太田駅風景)


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