TOP > スポンサー広告 > ■ 秋の日 (917)TOP > 未分類 > ■ 秋の日 (917)

スポンサーサイト --.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■ 秋の日 (917) 2011.09.30

 ずっと待っているのですけれど
 それはなかなか来ないのです
 
 (今日もきょうとて日が過ぎた
  あすはどうなる もう秋だ)
 
 秋の日は水晶のよう
 稲田の刈取りも 進みました
 
 (わたしはどこまでいったやら
  遠い銀河も渦巻いた)
 
 あるのはたくさんの距離ばかり
 草刈の目を上げると
 まん丸いヤマボウシの実が
 紅く軟らかく甘酸っぱく
 (そしてその幹にシマヘビが縦にからんで陽を浴びていました)
 
 夜になってフクロウが「ほろすけ、ほう」と鳴きました
 わたしは犬とずんずん歩きました
 歩かないと脚がどんどん細くなります

 (中途半端にノートがたまる
  書きかけの言葉ばかりが)
 
 さてわたしは夜のグランドで
 犬と銀河を歩き疲れた
 たくさんの距離に
 時間ばかりが浸食していた
 犬は何年生きるだろう
 犬はどこまで犬だろう
 
 (ずっと待っているのですけれど
  それはなかなか来ないのです)

 わたしの堆肥場からは
 カブトムシがたくさん夜を飛び
 いまはもう誰もいません
 カブトムシも、死にました
 夏は終わったのですから
 闇のなかで
 カブトムシの匂いがすることは、もうないのです
 
 (今日もきょうとて日が過ぎた)

 柿の実が色づいて
 秋の斜めの日差しのなかで
 スズメバチがそれをねぶっています
 わたしはスズメバチと対峙します
 殺し殺される関係です
 
 こんな次元に重なっている
 あるいはそんな重なりが開いている
 わたしはどこまでいったやら
 遠い銀河も渦巻いた
 

CIMG6455.jpg
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
«  | ホーム |  »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。