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 ■ 陽の移ろい(904) 2011.01.09

 冬の朝、くねくねした山道を下りる。
 陽の当たる場所と当たらない場所が、くっきり分かれている。
 山襞のわずかな加減で、光はそこで温もったり、翳ったりしている。
 こんな真冬の朝にも、いち早く陽の当たる場所がある。
 そんなところに小屋を建て住んでみたい。
 少しずつ建物を増やし、周りを整備し、植物や石や土、生き物と暮らしたい。
 それはこの世の厚みだ。

 この世の厚み。
 時は流れ、在る者は移ろう。
 一瞬は断崖で、
 世界は鱗粉のように降る。
 野が野をみている
 空が空をうつしている

 祈りでもなく、叫びでもなく、契約でも、黙示でもなく、
 どんな惨劇も苦痛も、そのまますべて、私たちでありますように。
 蝉が落ちて、蟻が運び、雷雨に流され、また草木が生えますように。
 鳥が落ちて、空が言葉しますように。
 雲も風も言葉しますように。




海2
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