TOP > スポンサー広告 >  ■ 熊野祭 (032)TOP > 未分類 >  ■ 熊野祭 (032)

スポンサーサイト --.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ■ 熊野祭 (032) 2009.08.05

 

 この地区では4年に一度、山の上の熊野神が里に下りて来て、水垢離をする
という祭がある。
 その水垢離の場所が家の横の川で、我が家(借家)の前の庭で御輿を安置し、
神事を行う。
 今年がその四年目にあたり、庭先の神事は滞りなく行われた。
 年々担ぎ手がいなくなる過疎の村で、今回の開催も危ぶまれたが、
思いの外盛大に御輿が舞い、村人が集まった。
 
 クライマックスの川での水垢離を見物しながら、
 前回はあそこでKが元気に御輿を担いでいたんだな、と思い出した。
 
 Kは私たちと同じIターン者で、埼玉の川越から百姓したくてこの村にやって来た。
 海が見える阿武隈の丘陵地に畑を借り、村の地名の「田人(たびと)、旅人
(たびゅうど)」を借りて、「空びとファーム」と名付け、有機農業をやっていた。
 村の消防団にも入って、奥さんと小さな子を抱えて頑張っていた。
 元は映画専門学校を出た映画青年だったのだ。
 
 そのKが去年の春、肝炎をこじらせて死んだ。
 埼玉の病院に転院引っ越しするという時、ブライアン・イーノのCDと、
その時読んでいた亀山郁夫訳の「カラマーゾフの兄弟」を渡した。
 目が黄緑色をしていた。
 そんなに早く死ぬとは思わなかった。
 
 祭りは賑やかで、終わった後は寂しかった。
 ヒグラシが啼いて、川はいつものように水音を立てていた。
 
  
熊野祭05
熊野05
スポンサーサイト

コメント

お帰りなさい

がんばれ植木屋松吉

2009.08.07 | URL | MK #jebuyQCY [ 編集 ]

 コメントいただいていたのに気付かずごめんなさい。

 >がんばれ植木屋松吉

 なんだか歌舞伎役者になったみたいで、ごっつぁんです。
 これからもご贔屓に。

2009.08.14 | URL | 松吉 #- [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
«  | ホーム |  »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。