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 ■ 誰何 (927) 2011.12.23

 寒くなった。 それでも雑木山をさまようと、日だまりに落葉が暖かい。 地べたに寝転んでも清浄な感じなのは、 微生物が死に絶えたからだろうか。 聳えるコナラを根元から見上げると、 空への長い階梯。 土と風と光と水の、 関わった時の流れ。 (流れ?) 寒くなった。 裸の幹枝が、 冬の空を線描し、 地べたのこちらを俯瞰する。 (俯瞰?) わたしは枯葉に寝そべり、 茫然と誰何(すいか)する。 あなたは誰な...

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 ■ 猿と月食 (926) 2011.12.15

   飯舘村から南相馬へ下りる山のカーブに猿の集団がいた。 こちらを嘲るように、路傍のあちこちで、思い思いにくつろいでいた。 猿は毛艶が良く、今年の食うことには恵まれたようだった。 人間どもがセシウムだ、ベクレルだとうろたえていた時、 猿は山の恵みをたらふくいただいていたのだ。 あっちの町はカネが下りただの、 あいつは補償金で遊んで暮らしているだの、 被災者同士で汲々、啀(いが)み合い、 虚無と無...

 ■ まっか (925)   2011.12.01

 もみじ真っ赤、 もみじ真っ赤、 空は青。 それから曇り、 それから霙(みぞれ)、 木枯らし吹いて、 もみじ真っ赤に散りました。 もみじ真っ赤に散りました。 巣ごもり、 穴ごもり、 もみじ真っ赤に散りました。 もみじ真っ赤に散りました。 それから谷は暗くなり、 それから夜になりました。 わたしの喩は今日も見つからず、 こうして、一日が終わってしまいます。 また、いちにちが終わってしまいます。 明日...

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